こんにちは。温活アドバイザーのAkiです。
日中は暖かくても、朝晩は冷えを感じることはありませんか。
そんな時、自宅にあるもので手軽に全身の血流をアップできる方法があります。
それは、ドライヤーお灸。
必要なものはドライヤーだけ。本格的なお灸であるもぐさや火は必要ありません。
ツボを点ではなく面で温めるため、大体のツボの位置がわかれば初心者でも行えるとっても手軽な方法なのです。
毎日髪を乾かす時間を、温活じかんに変えてしまいましょう!
ドライヤーお灸とは
普通、お灸といえば、「もぐさ」を体のツボにのせて火を付け、ツボに温熱刺激を与えるというもの。
体のツボを熱で刺激するお灸は、血行促進や体の不調を改善する効果があるとされています。
ドライヤーお灸は、もぐさも火も使わずに、ツボにドライヤーの温風を当てて温める方法。
とても手軽にお灸と同じようにツボを温めることができるのです。
そして、首の後ろなど、火を使うお灸では自分でなかなか温められないツボも、ドライヤーお灸なら簡単に行えます。
何より、ツボを点ではなく、面で温めることができるため、大体のツボの位置が分かれば初心者でも行うことができるのです。
お灸の効果
そもそもお灸は、どのような仕組みで身体に作用し、どのような効果があるのでしょうか。
温熱刺激による効果
- 皮膚下の白血球が活性化
- 傷んだ細胞を修復する働きをもつタンパク質(ヒートショックプロテイン)が分泌されることにより、免疫細胞が活性化
ツボ刺激による効果
- 肩こり、頭痛、腰痛、月経不順などの不定愁訴への働きかけなど、自律神経の調整
などの理由により、 お灸には血行促進や体の不調の改善、免疫力アップが期待されます。
一回のお灸で劇的に改善するなどの即効性があるものではないので、習慣にしてしまうのが効果的。
それが、初心者でも毎日使うドライヤーひとつでできてしまうのは、とても嬉しいですね。
何より、ツボへの温感刺激はとっても気持ちが良いものです。
ドライヤーお灸のやり方
ドライヤーお灸のやり方は簡単!
ツボに直接ドライヤーを当てて温めるだけです。
1,温めたいツボに、10cm以上離してドライヤーの温風を当てていきます。
2,「熱い」と感じたらすぐに離します。また温風を当てます。
2を3回~5回程度繰り返す。以上です。
遠めから1~2分当てるだけでも効果が期待できますので、慣れるまでは、まずは熱さを感じない程度に近づけてみましょう。
ドライヤーの当てすぎや近づけすぎによるやけどには十分ご注意ください。
ドライヤーの温風は広い範囲をカバーできるので、だいたいの位置に当てればOKというのが手軽でいいですね。
おすすめのツボ
冷えに効果的なツボや、就寝前に行うことで睡眠の質を上げるような自律神経に作用するツボを3つご紹介します。
まずはどれか一つでもよいので、自分で気持ち良いな、と感じるツボを見つけてみてください。
・三陰交(さんいんこう)
ツボの位置:内くるぶしの頂点から親指4本分上
効果:下半身の冷え、月経痛の緩和や不妊など女性特有の症状の改善など
・風池(ふうち)
ツボの位置:首の後ろの髪の生え際の首筋の外側のくぼみ
効果:寒気の緩和、首コリの改善、不眠症の改善など
・百会(ひゃくえ)
ツボの位置:左右の耳の上を結んだ線と、顔の真ん中を通る線が交わるところにあるくぼみ
効果:頭痛、目の疲れ、睡眠の質向上、など自律神経の乱れ
まとめ
ドライヤーお灸をすると、身体がぽかぽかした状態が続くことを実感します。
全身の血流が良くなってそのまま就寝すれば、とっても気持ち良いですよね。
お風呂上りに髪を乾かすついでのドライヤーお灸で、毎日の温活習慣にしてしまいましょう!
そして、ドライヤーお灸は手軽で良いですが、もちろんもぐさのお灸もおすすめです。
もぐさはよもぎで作られていますが、よもぎに含まれる成分シネオールの燃焼時の香りには、副交感神経を亢進させる効果があると言われています。
つまり、温熱効果だけでなく、リラックス効果もあるということ。
けむりが出にくものや、アロマの香りのものなどいろいろなお灸があるので、自分好みのお灸を探すのも楽しみのひとつです。
私はもぐさのお灸が毎日の日課になっていますが、とっても気持ち良くて、まいにちのお灸タイムが楽しみです。お灸メーカーさんありがとうございます!
「火を使う本格的なお灸もやってみたい」という方は、ぜひ気軽に試してみてください。
まずは、温感には個人差があるので「ソフト」な温感のものがよいですね。
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